慌てずに対応するには?事前に知っておくと安心な葬儀のポイントなどをご紹介

様々な種類がある葬儀のタイプと選ぶポイント
冠婚葬祭に関する考え方は、この50年で大きく変化を遂げました。
かつての日本では冠婚葬祭を非常に重視しており、人生においても非常に大事なイベントとして位置づけられていたのです。
そのためかける費用も莫大であり、数百万円を下らない葬式を行う人も珍しくありませんでした。
だが時代の流れとともに、冠婚葬祭にそれほどお金をかけないことが主流になったんです。
できるだけコンパクトに小規模で、少人数で行う家族葬が人気となっています。
身内だけで誰のも気兼ねせず、アットホームな葬儀をしたい人は家族葬がおすすめです。
よりコストを抑えたタイプの葬儀も存在します。
これが直葬というものであり、ご遺体を直接火葬場に運び、火葬場で簡単な読経やお別れをするのです。
一方で一般葬を選択する人もまだ日本には存在します。
著名人や芸能人では参列希望者も多く、盛大な一般曹を執り行うことも珍しくありません。
参列者の人数や、価値観、予算にあわせて選ぶと良いのです。
葬儀の慣習は、地域によって異なるので事前に調べる必要があります。
葬儀の慣習は、通夜の実施時間や火葬のタイミングなど地域で大きく異なるとされ、一般的には関東地方と関西地方に分けられると言われていますが、江戸時代や明治時代など遡って農業地域や漁業地域などどの様な地域かでかなり違うのが現状です。
例えば、農業が盛んな土地柄の関東地方や九州地方では先に火葬をして農閑期にゆっくりと葬儀を執り行う骨葬が今も実施されており、東北地方や北海道では雪深い季節を避けて暖かくなる春にゆっくりと行う為に骨葬が行われています。
また、香典の渡し方にも大きな違いがあり、ユニークな香典の渡し方があります。
茨城県や石川県の一部では、それぞれお浄めの塩に加えてかつお節や糠をかけており、北海道では香典専用の領収書があり、佐賀県では枕団子が49個と通常の6倍以上です。
お骨全てを拾おうとする関東地方に対して関西地方では主要なお骨だけを拾うとされ、関西地方の一部ではお骨拾いを一切しないゼロ葬が増加しています。
葬儀は、地域によって大きく異なるので、居住地と違う他府県の葬儀に参列する際には事前に調べる必要があります。